キャンプでも大人気のニトスキ!使用前のシーズニングに挑戦!(2)~手のかかる子ほど・・・~

おしゃれキャンプ料理に欠かせないニトスキのシーズニングに挑戦!その大変な作業で育むスキレットへの愛情はまるで親心!?

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ブラックポットを目指して、取り組み始めたニトスキのシーズニングは、思った以上に時間のかかる大変な作業でした・・・。

手のかかる子ほど可愛い・・・。そんな言葉を実感するかのように芽生えるニトスキへの愛着。笑

 

 

前回、ニトスキのブラックポット化を目指してはじめたシーズニングの手順を簡単にご紹介しましたが・・・、

今回はその詳細やポイントをお伝えしたいと思います♪

 

愛情が芽生えるほどのその長い作業・・・。はじめてのシーズニングで、失敗しながら、気づくこともあったので、これから始めてみよう!という方のお役に立てればうれしいです♪

 

 

シーズニング(1)下洗い1

まずは食器用洗剤でニトスキをしっかり洗います。

洗ったらすぐ水気を拭くか、空焚きで水気を飛ばしておきます。

ペーパータオルで拭くと、結構毛羽立って、屑がついてしまうので、なるべくなら空焚きで水気を飛ばすと良いかも。

このタイミングで水気が切れてないとすぐにサビます。

手早くいきましょう!

 

 

シーズニング(2)下洗い2

洗剤で洗ったスキレットを火にかけて、スキレットの半分くらいにお湯を入れたら、一度、沸騰させます。

沸騰したら火を止めて、中を亀の子タワシで洗います。

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ズック洗い用のタワシ(熱いままでも取っ手があるこの亀の子タワシならそのまま洗えて便利!ちなみに未使用のものを使用w)で軽く擦って洗い、お湯を流したら、また火にかけて水分を飛ばします。 

 

※重要①※熱したスキレットに冷水は厳禁!!

熱したスキレットに冷たい水は厳禁です!

必ずお湯を使うか、スキレットを冷ましてから水を入れて、火にかけます。

熱いスキレットに冷たい水をかけると、割れるらしいです。恐ろしい!

お湯を流すときにシンクに水を流すので、ついついそのまま水にくぐらせたくなってしまい、ヒヤッとします。気をつけましょう!

 

 

シーズニング(3)スキレットに油を薄く塗る

水分を飛ばしたニトスキにが触れる温度になったら、オリーブオイルを薄く塗ります。

薄く、満遍なく塗りましょう!

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スキレットに油を入れて、キッチンペーパーに油を吸いこませて、全体に薄く塗っていきます。

 

 

※重要②※油は薄く塗るのがポイント!

少し多めで塗ってしまうと、空焚きのときにムラになってしまいます。

私も途中、少し多めに油が入ってしまって、ムラになりました。泣

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が、ご安心を!そのまま焼き切れば、油の固まりも炭のようになって、ふーっと吹き飛ばすことができます!

こんな風に油の固まりがどんどん黒くなっていき・・・

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そのまま焼き続けて、ふーっと吹き飛ばすと・・・どんどん減っていきます。

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まぁ、これは最終手段ですが、ちょっとムラになっても焦らず、対処してくださいね。

 

 

※重要③※「底」も「取っ手」も塗りましょう!

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スキレットの底面も、取っ手もしっかり油を塗ります。薄く塗り広げておきましょう!

最初は底まで塗ったら、火が上がるんじゃ?と恐れていたのですが、塗らないままだと側面に薄っすら錆びが!

その後、薄く塗って焼いていくと炎が上がることもなく、錆びも無事消えました。

 

 

 

シーズニング(4)焼き付け

油を薄く塗ったスキレットを空焚きします。

空焚きしていると、油が焼き付いて、煙が出てきますが、そのまま煙が出なくなって、全体に白っぽくなるまで焼き付けます。

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左や焼く前に油を塗った状態で、右が焼きつけ中のもの。右のほうが白っぽくなっています。

 

取っ手の部分もしっかり焼き付けるため、コンロの上でスキレットを動かしつつ、焼いていきます。

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※重要④※やけど注意!革手袋必須です!! 

ここで革手袋を使います。取っ手も鉄の固まりなので、素手で触れると大火傷します!

革手袋も結構、焦げます。

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普通の鍋つかみでも良いですが、焦げつくし、本当に熱いので、なるべくなら革手袋の方が良いと思います。間違っても、素手で触らないように注意しましょう!

 

 

※重要⑤※煙が出ます!臭いもつきます!換気必須です!!

油を焼き付けていく作業になるので、結構な煙が出ます!

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私も最初は軽い気持ちで家の中でカセットガスを使って焼いていたのですが、ものすごい煙が充満してしまい、焼き肉を家でやってしまった後みたいなにおいがしみつきました・・・。

換気扇があればもっとマシだったと思いますが、IHじゃなくて、カセットコンロにしようと思ったのがアダに・・・。泣

その後、ガレージのガスコンロに移動して、充分な換気を確保してから、作業しました。

 

 

シーズニング(5)繰り返し焼きつけ

全体がしっかり白っぽくなったら、触れるくらいまでスキレットが冷めるのを待って、また油を塗り、空炊きして焼きつけ、という(3)、(4)の作業を繰り返していきます。

これが結構時間がかかる!!泣

火にかけてるので、目を離せないので、ずっとコンロから離れられず・・・、さらにガンガンに熱したスキレットが冷めるのにもかなり時間がかかります。

「一人キャンプでずっとこの作業をやるとどうかな?」とか、火を眺めながら想像したりしてみました。苦笑

でも、ずっと熱しているスキレットを眺め、白くなっていく姿を見て、黒く油を塗ってあげて・・・、を繰り返していると、かなり愛着が湧きます。

たまには、こういう無心の時間があるのもいいかも・・・。

ガレージのガスコンロの前で3~4時間。笑

もはや、なかなか贅沢ですよ。

 

 

 

 

シーズニング(6)野菜の屑を多めの油でいためてなじませる

何回も繰り返した作業で愛を育み(?)、ここまで来たら、あとは仕上げです。

野菜の屑(今回は小松菜の茎とカブの茎&葉で)を多めの油を敷いたスキレットで炒めます。

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油をなじませたり、鉄特有の臭いを取る効果があるみたいですね。

 

やっとスキレットに、我がニトスキに食べ物が入って、感無量です。笑

しっかりしんなりして、少し焦げ目がつくくらいまで中火~弱火で炒めます。

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普通に香ばしい匂いが漂ってきますよ~。長かった~。泣。

なんだかウキウキしてきます。

 

 

シーズニング(7) 仕上げ洗い

炒めた野菜屑を捨てたスキレットにお湯を入れて、軽く沸騰させて、仕上げ洗いです。

(2)のときと同じ要領で洗い、空炊きします。

 

 

シーズニング(8)最後に仕上げのひと塗り

空炊きしたスキレットが触れる温度になったら、仕上げのオイルを塗ってあげて、完成です!!!

 

仕上げのオイルを塗ってあげる作業は、まるで美しく育った娘にお化粧をしてあげる気分です。笑

ここまでくるとそれくらいの愛着があると思いますよ~♪w

 

さぁ、これで準備はOK!

 

すぐに使わないときは、新聞紙にくるんでしまっておきます。

私はさっそく、はじめての一品を家にあった材料で作ってみましたよ♪

その紹介はまだ次回。

 

これから自宅で!キャンプで!どんどん使って、油をしっかりなじませて、憧れのブラックポットに育てていきたいと思います!! 

 

 

以上、ニトスキのシーズニングに本気で取り組んでみたら・・・、まるで我が子のように愛着が沸いてきた!スキレットのお手入れ方法のご紹介でした♪